満開の桜を眺めながら、ちょうど1年前は認知症の症状が進んだ母と実家での同居が始まった頃だと思い出しました。
一人暮らしの母の認知症の症状が前の年の夏ぐらいから顕著になってきたので、ほとんど毎日のように通っていましたが(車で30分)、冬にはこのまま一人暮らしをさせることに限界を感じてきました。
同居を始めたきっかけは、まず母が料理ができなくなったこと。
レンジで温めて食べるというのも今一つピンとこない、ご飯を用意しても食べずに冷蔵庫に入れたり、おかずを味噌汁の鍋に全部入れて煮込んでしまったりと側にいて用意しないと食べられなくなったのです。
洗濯も何回も同じ洗濯物を洗濯し続けたり、買い物に行くけど支払いの仕方がわからなくなったりというのも出てきました。
ガスのつけっぱなしも心配でしたし、仏壇の置いている棚の一部を炭化するほど焦がしてしまったことが1番のきっかけだでした。
あの頃のブログや日記を読み返すと、毎日のように外に一人で出かけたがる母を車に乗せて、いろんなところに連れて行ってましたねー
そして体調があまりよくなかったけど、自分では「意外と元気かも」って思ってたみたい。
今考えるとめちゃくちゃストレスフルで全然「元気ではない」状態だったのですよね。
介護の渦中の方はその時は「大丈夫」と思っても、自分で考えてるより全然大丈夫ではないと思った方がいいと思います。
ケアマネージャーさんが毎日母を連れて出かけるわたくしを案じて、なんとか週6日デイサービスを入れてくれて、ずいぶん助かりました。
たぶんあのままだとわたくしは倒れてたのではないかな。
ほんといろんな人の助けを借りることができて、現在はなんとか母もわたくしも穏やかに過ごせることができ、感謝です。
特に同居を提案してくれた夫には感謝しかありません。
介護だけでなく、大変な時はいろんな人に頼りましょう。
自分が元気じゃないと何にもできないですものね。
では!