いつか使うかもしれない。
どうしてもその思いが強くてなかなか手放せなかったのですよね、服とか雑貨とか。
しかし最近ようやく、長年使ってなくて仕舞い込んでいたものを捨てることができるようになりました。
でも先日夫が「スポイドってある?」って聞いてきました。
スポイドは、あったのだけど半年前に捨てた!あの引き出しに入ってたのよ。
半年前に捨てたのに、よく覚えてるなあって感心したけど、ひょっとしたら取ってたかもしれないって他の引き出しを探してしまった。
10年以上くらいあって、一度も使われなかったスポイド(プラスチックの小さくて安いやつ)。
でも使う場面が訪れた時「しまった!捨てなければよかった!小さいものだから大して場所を取らないので1本くらいしまっておいてもよかったのに」ってちょっと後悔しました。
いや、ちょっとどころか文章にするとずいぶん長くなりましたね。
でも、夫は近所の100均に買いに行ってそれで済みました。
出かける手間と110円の出費はありましたが、特に問題なし。
久しぶりに「あー捨てなければよかった!損した!」って思ったことに苦笑してしまいました。
人は得をした時より損した時の方が感情を大きく動かされるようです。
人生を得するためには「損か得か考えない」のがいいみたい - リウのくらしの絵日記
この心理的インパクトについて、心理学の実験では、「2.25倍くらいのインパクト」とい結果が出ています。
1万円を損した不快感は、2万2500円をもらう喜びと釣り合うくらいのイメージです。
だから、損したくないという気持ちが優って「いつか使うかもしれない」という心理が働くのですね。
それよりも無くても大きな問題にはならなかったこと、あるいは家であるものでなんとかできたことの方に目を向けないといけません。
毎日、節約節約!って一生懸命になってるから、余計に「損したくない!」って気持ちになりがちなんでしょうね。
1円でも無駄遣いしたくない!って思ってますものね。
でも、1円でも切り詰めるのもいいけど、今あるものを十分に使いこなすってのが大事です。
と言いながら新作お菓子に手が伸びるので、ちょっと控えます。
では!