コロナ禍や、人手不足などによるセルフオーダーのシステムの導入などで、人と人が直接対面して話したりする場面が減りましたよね。
人との会話がなかなかうまく弾まないという悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
春も近づいていますので、新しい出会いの機会もあり、初めての人と会話をすることがあるかもしれません。
NHKのEテレでコミュニケーションについて学べる面白い番組がありますので、ご紹介しますね。
お伝と伝じろう
「お伝と伝じろう(おつたとでんじろう)」
小学校3年生から6年生向けの国語の番組です。
パリを拠点に活動するアーティスト「レ・ロマネスク」の二人が演ずる「お伝と伝じろう」と共に「どうして伝えるのか」「どうしたら伝わるのか」を考える番組です。
会話をはずませる方法
「会話のキャッチボール」の回では、「どうやったら会話をはずませることができるのか」ということを学びます。
はずませるには、相手の会話をしっかり受け止め、しっかり返すことが大切。
例えば、「しりとりの法則」。
しりとりの法則とは、しりとり遊びと同じ要領で、相手が話した言葉を拾いながら次の会話を広げていく方法です。
場面は学校の教室で、ムンクの「叫び」という絵についてふたりが話し合ってるところです。
「これ夕方かなあ」という言葉に対して、「どうして夕方と思うの?」と返します。
そして、「だって、空が赤いから」に対して、「たしかに、空が赤い」と返して、『赤い』を拾っています。
しりとりのように相手の言葉を拾っていくと、会話は流れていくのです。
もう一つのポイントは「どうして?」「どんなふうに?」「どうやって?」「どういうこと?」など、相手に質問(しつもん)すること。
そうするとどんどん話がふくらんで、相手のことがよくわかってきます。
大人も会話が苦手
わたくしが子どもの頃、こんな「どうやったら会話が続くのか」なんて学びませんでした。
わたくしみたいなおしゃべりおばちゃんは困らないけど、けっこう世の中には大人でも会話が続かなくて悩んでいる人は大勢います。
子どものうちから、「どうして伝えるのか」「どうしたら伝わるのか」というコミュニケーションについて学べたら、世界はもっと広がりますね。
コミュニケーションの大切さを実感
コロナ禍で、人と人とのコミュニケーションをとることの大切さをとても実感したように思います。
それに「この雰囲気で察して」という「察して文化」というのが日本は強いと思うのです。
でも、ちゃんと「伝える」ということを大事にしないといけません。
わたくしはおしゃべりなので、ベラベラ喋って会話に困ったことはあまりありませんが、ずっと一方的に喋るだけでなく、ちゃんと「会話のキャッチボール」ができてるかどうか考えないといけませんね。
Eテレは子どもだけでなく、大人もおおいに学べますので、この機会にこの番組だけでなく他のものもぜひ観てくださいね。
この「お伝と伝じろう」はネットでも観れますのでぜひご覧ください!
では!