先日夫と二人で、母が入居している施設に行きました。
母は外から来るわたくしたちにすぐ気がついて、小走りで玄関に。(職員さんもついてきます)
この前のブログにも書いたけど、わたくしたちが来たからと泣くこともなく、「今日来るって知らんやったとよ!」って言いながら、玄関の脇にある椅子を出そうとしてくれます。
もう勝手知ったるって感じ。
しばらく椅子に座って話すけど、脈絡がなくて何言ってるのかほんとわかりません。
でもわたくしたちは「へーそうなんだ!」「それでいいと思うよ」とずっと相槌を打っています。
「じゃあ、ここは冷えるからもう私たちは帰るね」と言うと、「じゃあそこまで送ろうね」と言って職員さんと手を繋いで見送ってくれました。
もうすっかり施設が「自分の家」なんですね。←前も書いた気がするけど
施設に入った頃は「もし外出ができるなら、お正月は母を実家かうちに連れてきておせちを食べようかな。その時は夫に迎えに行ってもらって・・・」といろいろ考えていたんですが、それはもうわたくしの自己満足なんですよね。
母は家に戻ると混乱してしまうでしょう。
それに母はその時は「あー正月か」って思うけど、次の瞬間にはもう忘れてしまいます。
実家でわたくしたち家族とおせちを食べることよりも、今の施設で他の入居者さんとお正月を迎える方が本人にとっては穏やかで安心なんです。
もう母が自分の家に戻ることはないんだなあって思うと、ちょっと寂しいけど、母の今の生活が楽しく送られてるならいいことなんだ、とわかってきました。
しかし母と一緒にいる時は、毎日デイサービスに行ってくれ!って必死だったのに、今は家にいないことにしんみりしてしまうなんてね。
ほんと施設の職員さんには感謝しかありません。
では!