リウのくらしの絵日記

楽しいシニアライフを目指す50代の毎日♪要介護3の母は現在施設で暮らしています。本ページはプロモーションが含まれています。



【50代のお片付け】選択肢を減らしていく

歯医者さんの待合室で、支払いをしている70代くらいの男性がいました。

 

受付:「次の検診は3ヶ月後になりますので、1月くらいにお知らせのお葉書をお送りしますね」。

 

男性:「3ヶ月後?1月?・・・年始やね、忙しいねえ・・・」

 

受付:「2月ごろにお知らせしましょうか?」

 

男性:「うーん、そうやねえ・・・2月もあれやし、1月もなんかあったし・・・いや1月に知らせてもらっていいよ」

 

男性、去っていって、また戻ってくる。

 

男性:「やっぱ2月にハガキ送って」

 

この間の受付と男性のやりとりはもっとあって、男性の方があーだこーだといろいろ話してて、受付の方はマスクの下で笑顔を作って聞いてあげてて、わたくしは思わず心の中で「めんどくさっ」と呟いてしまった。

 

高齢者は考えをまとめてから話すのではなく考えながら、その考えていることをそのまま口に出してしまうのよね・・・というか私もなんだけど。

 

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思わず考えてることが口に出てしまうし、ああでもない、こうでもないと迷ってしまうことがすんごく増えてきたわ。

 

そうなってしまうのは、認知機能がだんだん衰えてくるのが大きな原因だとは思うけど、自分のまわりの選択肢の多さも原因じゃないかしら。

 

ショッピングの場合なんか、たくさんの中から選ぶのは楽しいけど、それだけ考える時間が増えて疲れるのよね。

 

何かについて考えて決定しなければいけないとき、たくさんの条件があると決めるのがほんと難しい。

 

先ほどの歯医者の検診の予定で例えるなら、3ヶ月後と言われたら、それに従うことにする!という決まりを作ってしまった方が簡単。

 

たぶんその頃は忙しいから別の月に、と先延ばしにするとずるずると検診を受ける機会を無くしてしまう可能性の方が大きいわ。

 

四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳従う、と論語では言われるそうなんだけど、現代は寿命が伸びたからか、50過ぎても迷いっぱなし。

 

まず、自分の身の回りから少しづつモノ(選択肢)を減らすことが必要なんだなあと、改めて思ったわ。

 

考えたみたら、義母も母も選ぶという作業にとても苦労していた。

 

楽な老後を過ごすために、今から選択肢を減らす努力をしなくちゃね。

 

では!