SNSで話題になってた「明日のパン」。
話題の出所、テレビの「秘密のケンミンショー」をTverで観てみました。
「明日のパン」というのは、大阪のおかんの口癖。
大阪のおかんは買い物に行く前や、何かの用事で出かけてる途中で「明日のパン、買わないかん!」「明日のパン、買ってない!」「明日のパンないから買うてきて!」と常に「明日のパン」を気にしているというもの。
そしてその「明日のパン」は今日のおやつでも、夜食用でもなく、次の日の朝に食べる「朝食用のパン」のことなのです。
さらに「明日のパン」はお母さんが食べるパンではなく、家族が食べるパンなのです(もちろんお母さんも食べますが)。
しかしこの「明日のパン」っていうのは、九州の福岡でもなんとなくわかる。
「明日のパンがない!」とか言うことありましたもんね。
たぶん福岡って大阪など関西圏ほどパンの消費量が高くないと思うので、「明日のパン」が根付いてないのではないのかな?
でも、この「明日のパン」にはお母さんの家族への愛情の深さというか、特に子どもを必死に育ててる!ってのがわかる。
だって、朝起きてすぐに家族に朝食を食べさせるためにパンがなかったら大変。
ご飯だったら、味噌汁やちょっとしたおかずを用意しなければいけないけど(ふりかけご飯だけでもいいと思うんだけど)、パンだったらバター塗って牛乳を出せばパーフェクト。
子どもだけでもパンをさっとトースターで焼いて自分で食べれます。
「明日のパン」は死活問題。
子どもに食べさせることを24時間、365日、ずっと考えていた頃を思い出す。
あんなに自分ではなく人のための食事を考えるなんて、もう自分の人生ではないんではないかなあ。
自分一人だったら「明日のパン」なんて気にしません。
何食べたっていいですもん。
「明日のパン」って言葉、全然気にしてなかったけど、家族を思うお母さんの温かさというか、こんなに一生懸命に家族に尽くす母の偉大さにほんと泣ける。
では!