NHKのドラマ「一橋桐子の犯罪日記」の第一話、NHKプラスで観ました。
主演は松坂慶子さんなのです。
松坂さんは、年金とパチンコ屋さんの清掃係のアルバイトで生計を立てている70代の独身女性一橋桐子を演じています。
原作は「三千円の使い方」などの著者で知られる原田ひ香さん。
テレビで「刑務所に入りたくてやった」という逮捕された人の供述に心を奪われた一橋桐子。終(つい)のすみかを「刑務所」に設定。できるだけ人に迷惑をかけずに逮捕される方法を模索しはじめる、というお話です。
よく刑務所から出所したばかりなのに、行くところも生きる術もなく、刑務所に戻りたくて罪を犯してしまったという人のニュースを時どき見かけますよね。
たしかに、刑務所では三度のご飯は出るし、眠る場所はあるし、運動はできるし、仕事もあるし、介護状態になったら介護も受けられるというのだから、それだけ聞くと夢のような生活。(本で読んだんですけど、介護は受刑者が介護してくれるそうです)
たしかに、これからの老後を考えると、お金がかからずに暮らすことができるなんて刑務所っていいところだなあって本気で思ってしまいそう。
今の世の中、本当に刑務所に入りたいがために犯罪を犯す高齢者が増えてもおかしくない気がする。
まあムショ暮らしがそんなハッピーで単純でないのはわかるし、ドラマもどのように展開していくかが楽しみ!
楽しみと言えば、主演の松坂慶子さん!
70代の松坂さんはほとんどすっぴんに近い感じで、シルバーのマッシュルームヘアみたいな髪型で、パチンコ屋さんの清掃のアルバイトをやってる役柄がハマっていてすごい。
わたくしたちの世代はつい「愛の水中花」を思い浮かべてしまうけど、あの頃今のような松坂慶子を誰も想像してなかったと思うわ。
でも、松坂さんを見てるだけで「幸せ〜」って感じになっちゃう。
パチンコ台を雑巾でガシガシ拭いてる姿も、悲しんだり、あわあわしている姿もどれもチャーミング!
なんだろう、あのふっくらした体型がいいのかなあ。
考えたら年取って、あんまりガリガリに痩せすぎるのも良くないよね。
程よく、ふっくら、ニッコリ笑顔。
このドラマ、テーマは考えると暗くなりそうだけど、松坂慶子さんのお顔を観ると、ワクワクするドラマ展開になりそう。
皆さんもぜひご覧になってみてくださいね。
では!