以前、カナダのシニアの片付けのドキュメンタリー番組を観ました。
60代から90代のシニアが、加齢によって体があまり動きにくくなり、家の中のたくさんのもので安全に生活できなくなったり、亡くなったパートナーの三世代にわたる一族全部から引き継いだ美術品や家具の保管に困っていたり、と悩みはほとんど日本と同じ。
こんまりさんのお片付け番組がアメリカで大人気だし、お片付けに悩んでいるのは日本だけでなく世界共通の深刻な悩みなのですね。
人々がこんなに持ち物がたくさんあるのって、歴史上の観点から今が一番最高値。
人類が経験したことのない物量を、どうしていいのかわからないのは当然と言えば当然だよね。
ずっと「幸せになるために、たくさんのモノが欲しい」という目標を持って生きてきたのに、そのモノが原因で苦しむことになるなんて思いもしなかった・・・
だからミニマリストや断捨離やモノを減らす片付けなんて、人類史上初めての行動をやってるってことだよね。(もちろんそういう生活をしてきた人は少なからずいたんだけど)
50代の自分は親世代を見て「モノがあふれていると老後が大変」ってのを身をもって経験してきたから、自分の子には「モノを減らせば暮らしやすくなるよ〜」ってお手本になれればいいなあって思ってる。
そのドキュメンタリーでは「家のものを整理して捨てる」ことを「ダウンサイジング(規模を小さくする)」と言っていました。
そして「ダウンサイジングはただ生活を小さくすることではなく、正しい大きさにすること。正しい行いなの」って70代の女性が言ってるのが印象的だったなあ。
自分にあった「正しい大きさ」にすることを目指して頑張るぞう。
では!
【50代のお片付け】捨てるのではなく「ダウンサイジングする!」 - リウのくらしの絵日記