一人で抱え込まない
7/4のNHKテレビのあさイチは「阿川佐和子さんと考える"介護”と”仕事"」がテーマでした。
作家、インタビュアーの阿川佐和子さんは10年間認知症のお母さんを介護され、看取られております。
短い時間ではありましたが、仕事をしながら追い詰められたり、どうしても一人で頑張ってしまう介護について、ご自分の体験に基づいたアドバイスが勉強になりました。
阿川さんも専門家の方も言われていましたが、介護で大切なのは頑張らない時間を作るということ。
そしてなんでも一人で抱え込んでしまわないこと。
つい、娘だと自分が頑張らないと、って思いがちだし、周りの人もそう考えてる人多いですよね。
そういう「こうでなければ」という考えにずいぶん追い込まれてしまうものです。
わたくしも親戚(わたくしの方の)から「娘のリウちゃんがいつも側にいて看てあげるのが一番。お母さんも安心するしね」と言われた時のプレッシャー。
そして「ずっと一人暮らしだったからお母さんも寂しかったのよねえ」っていう言葉も重くのしかかってきました。
もちろん、そうではないとはわかってるんだけど認知症になったのは、母を一人暮らしさせていたわたくしのせいなのかなあと思ってしまったり。
特に、きょうだいがいないわたくしは一人で抱え込みがち。
とにかく頼れるものはなんでも頼らないといけませんね。
夫、ケアマネージャーさん、友人に相談して、そして介護保険サービスなどは初めは本人も抵抗すると思いますが、何度かトライすれば慣れるものです。
うちの母もデイサービスは初めは全くダメでしたが、今は週6日行ってますから、なんとかなるものなんですね。
10年続くかもしれない
阿川さんはお友達に言われたそうです。
「介護が2,3年で終わると思ってない?10年20年続くかもしれないよ」と。
わたくしも「今自分が頑張れば」と思ってたけど、もし、母が100歳まで生きたとしたら、この生活を15年続けることになります。
15年後って、わたくし70代。
さあ、ここから何か始めよう!と思っても、ちょっと大変ですよ。
それに夫がもし介護状態になったら、わたくしが病気になったら・・・何が起こるのかわからないですよね。
自分の生活のこともきちんと考えていかないと、大変なことになってしまいます。
ついつい介護って「頑張ろう」ってなるけど、何年続くかわかりませんものね。
自分を中心にした介護を考えていかないといけないなあ、ってつくづく思いました。
阿川佐和子さんの介護についての本があるので、ちょっとすぐに読んでみたいと思います。
では!