リウのくらしの絵日記

楽しいシニアライフを目指す50代の毎日♪要介護3の母は現在施設で暮らしています。本ページはプロモーションが含まれています。



お金をちょうだい

 

「私はお金が一銭もなくて情けない!」と母は時々思い出したように言います。

 

母には現金を持たせていません。

 

一年前、母は家の中で通帳をどこかにしまい込んで、わからなくなる、ということを頻発しだしました。

 

お金を下ろす作業はわたくしがやって、通帳の保管は母がやるというふうにしていたのですが、何度も紛失するので、わたくしが管理することになりました。

 

通帳は自分の手元に置いておきたい!と母はかなり粘ったんですけどね。

 

あの頃は母はまだ自分で買い物に行けてたので、財布に1万円ぐらい入っているようにしていました。

 

今年ぐらいから、お金の払い方がわからなくなってきましたし、お金を持っていたら一人でこっそり外出したり、バスに乗ってしまう可能性があるので、持たせないようにしました。

 

買い物はわたくしと一緒に行けばいいと思うんですが、どうしても一人で行く!と言い張ります(最近はあまり言わなくなりました)。

 

やはり自分で好きな時に自分で選んで、自分で支払いをしたいんですよね。

 

気持ちはすごくわかるけど、歩くのはよろよろだし、何を選んでいいかわらないし、自分でお金を数えて払うことができないから、仕方ないです。

 

それに今は週6でデイサービスに行ってるので、買い物に行きたい!という考えがなかなか浮かばないようです。

 

たまーに思い出して冒頭の言葉を発したりします。

 

他には、

 

「お金をちょうだい!」←美川憲一さんの歌!

 

「お金を持っていないから服も買えない!」

 

「何にも買えない!」

 

なんか老女に「お金をちょうだい!」って言われると、軽く精神的にダメージを受けます。(けっこうなパワーワードだよ)

 

買い物って、ただモノを買うという行為だけでなく、自立している!自分は自由だ!と実感できるものなのだなあと思いました。

 

では!