変わらない世良公則さん
NHKの歌番組「うたコン」に世良公則さんが出演されていました。
66歳になっても昔から変わらない歌声、ますますカッコよくなって素敵ですよね。
世良公則さんがデビューしたのはわたくしが中学1年生の頃。
すごい人気でした。
あの頃のことですが、学校が終わった土曜日の午後(半ドンと言ってた)、短大の学園祭に友達と遊びに行きました。
棒付きキャンディーを舐め舐め、会場を回っていたら、ある教室で「世良公則そっくりコンテスト」というのをやっていました。
遠くから眺めていたら、そのコンテストに出場した人でしょう世良さんにそっくりな人が廊下に出てきました。
短大生のお姉さんたちは後ろから「きゃーっ!世良さんそっくり♡」と大騒ぎ。
世良さんに似たお兄さんは照れ臭そうに笑っていました。
お姉さんもお兄さんもとっても楽しそうで、中1のわたくしは「大学生になったら、こんなきゃっきゃっした楽しい日々が送れるんだ」とキャンディーを片手にうっとりしたものです。
あれから40数年
世良公則さんはいまだにカッコよくてステージに立って歌っています。
わたくしは還暦に近づいてきていて、子供は巣立って、母の介護に追われる日々です。
そして、あのハマトラファッションのお姉さん、世良さんにそっくりのお兄さんは今頃どうしているでしょうか。
うたコンに出ていた世良さんを観ていたら、あの学園祭の世良公則そっくりコンテストのことを思い出しているかしら。
「俺は昔は世良公則にそっくりって言われてたんだよ・・・」と独り言を言いながら発泡酒でも飲んでるかもしれないし、「あの頃のファッションってまた流行ってきてるのよね。ブランドのバッグ、実家の片付けしてたらあったけど、カビてたわ」なんて娘さんにLINEしてるかもしれません。
当たり前だけど、人の数だけ、それぞれのストーリーがあるんだろうなあって思いました。
久々の妄想劇場でした。
では!