一人でできるもん!
実家の暖房器具は石油ファンヒーターです。
エアコンもあるのですが、やはりスイッチ一つで点くのと、すぐに暖まるし、昔から使っているので、母はどうしても石油ファンヒーターを使いたがります。
石油ストーブは火と給油が高齢者が使うにはとても気になるんですよね。
冬の間は灯油タンクにはわたくしが給油するようにして使わせていましたが、朝晩は冷えるとはいえ春になり日中は暖かくなりましたので、ファンヒーターは納戸にしまいました。
しかし、ちょっと目を話した隙に、台所にファンヒーターが稼働してるではありませんか!
母が納戸からマットに載せて引っ張ってきたのでしょう。
背骨を圧迫骨折しているから重いものを持ってはダメと何百回も言ってるけど、そんなのはもちろん母は忘れています。
「ストーブはやっぱ暖かいね〜」と満足げです。
そして冷蔵庫を覗くと、わたくしが保存容器に入れた作り置きのおかずが、別の容器に入れ替えられ、ちょうどいい感じに茹でた緑色のブロッコリーがクタクタになるまで火を通されていました。(多分レンジ)
部屋干ししていた洗濯物は、別の室内物干しに干し直されていました。
自分の流儀
気持ちはわかります。
実家はあくまで母のテリトリーなんですよ。
母には母のやり方があるんです。
何十年もやってきた自分の流儀が。
だから、娘とはいえ他人のやり方でやられると気にくわないんですよ。
これってまるで同居の嫁姑のバトルですね。
夫の母は料理とか家事があんまり得意ではなかったので、同居はしてなかったけど、ほとんどわたくしのやり方でやっても何も言われたことはなかったです。
なので母のやり方でやり直されると、めちゃくちゃ腹が立ちます。
認知症でちゃんと家事はもうできないんだから任せてほしいんだけど、母は自分はできる、自分でやりたい、という気持ちが健在なんですね。
そして自分のテリトリーを侵害されるのは誰だって嫌だし、争いの原因ってのはほとんどがテリトリーの奪い合いなんだなあと改めて思ってしまいました。
しんどいです。
では!