高齢者にとってのモノを減らすことの利点
前回に引き続き、「モノを減らす利点」についてです。
高齢者にとっての利点は、掃除がしやすくなる、探し物が少なくなる、家の中を安全に動ける、などいいこといっぱいです。
そして一番いいと思うのが、「他者を家に招きやすくなる」です。
「他者を家に招きやすくなる」はもちろん友達や近所の方が遊びにきてもらうということもあるのですが、それよりも生活の支援を受けやすくなるということです。
母の場合
母は現在デイサービスは行っていませんし、家事代行などの補助も受けていません。
わたくしが午前中に実家に行って、ゴミ出しの準備や食事作りなどを行っています。
ただ、毎日は行けないので、デイサービスに週1でも行ってもらえば安心感があるのですが、どうも母には性格的に合わないようです。
なので、せめて家事サービスなどを受けてくれたらいいのだけど、人が家に入るのは座敷(客間)までで、それ以上入るのをとても嫌がります。
一度、ケアマネージャーさんが家の間取りを確認する時に台所や寝室を見られたのですが、すんごい抵抗があったようです。
他人が家に入るのに抵抗がある
「散らかってるから恥ずかしい」って言うのも分かります。
(実家は散らかってはいないけどモノは多い)
でも生活するための手助けって、どうしてもそういうプライベートな空間に入らないといできません。
体が元気に動くうちは「誰の助けもいらん!」でOKなのですが、年取ってよわよわになったら「助け」は積極的に取り入れたほうがいいですもんね。
部屋を見られたくない
おそらく多くの高齢者が助けは借りたいけど、他人が家に入るのは抵抗があるし・・・と思ってるのではないかなあ。
ただ単に他人が家に入るのが嫌っていう人もいるのでしょうが、家が散らかってるから見られるのが恥ずかしいというのが理由の人が多数なのでは?
なので、「助け」を受けやすくするために、モノを減らして家をいつでも誰でもウエルカムにしておくことってとても大事です。(散らかっていても気にならない!という性格だといいんですけど)
高齢者に今から片付けさせるのはちょっと無理なので、50、60代の我々は今から片付けましょう!
母の介護を、サービスを利用しながら、うまくやっていく方法は、これから試行錯誤です。
そして、自分は楽な老後を過ごせるよう、モノを減らしていきたいと思います。
では!