※2018年10月17日公開の記事を加筆修正しました。
広告、カタログが捨てられない
高齢者あるあるだと思うのですが、実家の母はなかなかモノを捨てないので、片付きません。
テーブルや棚の上は、いつもモノがたくさん。
新聞や広告、郵送されてきたたくさんのカタログ。
わたくしが、ひもで縛ってしまおうとすると、
「まだ読んでない!なんかいいものが載ってるかもしれんやろ?」がいつもの返事です。
広告なんて、すぐ見ないと安売りの期日が過ぎてしまうし、特別今欲しいものがないのに、カタログ見なくたっていいと思うんですけどね。
何年も使っていない、調理道具や食器だって、「いつか使うかもしれん!」です。
損をしたくない
カタログや使っていないものをなかなか捨てられないといいう人の多くは「損をしたくない」という気持ちが働いてしまうからだそうです。
人は得した時よりも損した方が感情を大きく動かされるとのこと。
つまり、「10万円の商品を一万円割引してもらった」買い物の喜びより、「10万円の商品を買ったら、他店で9万円で売ってた事がわかった」驚きの方が、感情の動きが大きいそうです。
この心理的インパクトについて、心理学の実験では、「2.25倍くらいのインパクト」とい結果が出ています。
1万円を損した不快感は、2万2500円をもらう喜びと釣り合うくらいのイメージです。
ということなんですって。すごい差があるものなんですね!
その感情は理解できます。
不必要なモノをたくさん持ってることは損
不必要なモノを捨てないでたくさん保管してることは損してないのかといえば、そうでないと思います。
きれいな片付いた部屋で落ち着いてゆっくりすること。
モノを十分に使いこなす充実感。
そういったものを損してるってことです。
お得な情報を逃してしまって、いいものを安く手に入れる機会は失ってしまいますが、それをいちいち時間をかけてチェックする時間を もっと有効に活用できますしね。
自分が幸せかどうか
人生を「損か得か」で考えずに「幸せか不幸か」または「楽しいか、楽しくないか」の軸で考えた方が、最終的には「得」なのでは?
「損か得か」で考えて、気にいってないけど、お安い方のモノを買ったとします。
その時は安く買えてラッキーだけど、気に入ってないものを使い続ける不満が出てきます。
しかし、ちょっとお高いけど気に入った方を買う方が、使うたびに嬉しくて、幸せは継続しますね。
また、過去に家族に「こんな高いものを買って!」と怒られた経験がある人は、「高い、安い」の損得基準で判断しがちになるかもしれません。
そういう他人軸ではなく、自分が好きだ、という「自分軸」を意識しないといけません。
「自分が幸せである軸」をちゃんと持ちましょう!
捨てないで片付けない方が幸せだって言う人いるかもしれないけど。
いや、50代になったら特に片づけはしたほうがいいよ!
では!