にしおかすみこさんの介護エッセイ
芸人のにしおかすみこさんが認知症になったお母さんが住む実家に20数年ぶりに戻って家族と一緒に暮らすことになったエッセイを読みました。
1年ぶりに実家の様子を見に行ったにしおかさんは、実家が砂だらけでカーペットは埃の塊が積もってゴミ屋敷と化し、それを片付けようとすると怒鳴りつけるお母さんの異変に気づきます。
片付けできなくなってることで気づく認知症
年末に実家に帰ったら、部屋が散らかってて親の様子が今までと違うことに気づくという話をよく聞きますね。
親の認知症に気づくって、「掃除、片付けができなくなる」ってところからではないかな?
わたくしも、母がおかしいと思ったのは、ゴミの分別ができなくなっていたこと。
ゴミ箱に捨てるところまではできるけど、燃えるゴミや不燃物、プラスチックなどに分けて、専用のゴミ袋に入れる作業が難しい作業になってしまっていたのです。
庭を掃いたり、モップで拭いたりはできるんですけどね。
ゴミ捨ては難しい
ゴミを捨てる行為って、よく考えたら複雑です。
「食べる」は買ってきたらすぐそのまま食べることができるし、「何かが欲しい」だったら買ってきたり、もらったりすれば手に入ります。(いずれ食べるタイミングがわからなくなってきたりしますが)
「捨てる」には、分別して決められた曜日に出すとか、「あとで使うかもしれないので、保管しておかなくては」とか、「高かったから」とかいういろんな「考えなければいけないこと」が付随するから、高齢になると困難なことになってくるんでしょうね。
今まで考えたことなかったけど、「捨てる」って「買う」より複雑で難しい!
50代簡素化しよう!
50代のうちに捨てることを簡単にしたい!
モノの捨てる基準(保管期間とか、交換する時期とか)を決めたり、ゴミの分別をしやすくするゴミ箱の設置など、いろいろありますが、まずゴミを少なくするようにすることですね。
買い物の回数を減らす、モノを使い切るとか。
複雑になりすぎた日常を考え直すこと、たくさんありそうです。
では!
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実家のゴミ出しの話↓