妄想劇場
※2019年5月7日公開、2021年9月16日加筆、修正
こだわりパン屋さんが手抜きを始めた理由
とても興味深い記事を読みました。
両親から引き継いだパン屋さん、店頭にはいつも40種類のパンが並び、天然酵母を使い石釜で焼くこだわりのお店はたくさんのお客さんが買いに来ます。
そこの主人は、夜10時から翌日の夕方まで寝ずにパン作りに追われていました。
そして天候などに左右されやすいパンは毎日大量に焼いては、大量に捨てられたそうです。
そんなパン作りに疑問を持ったパン屋のご主人は店を閉め、ご夫婦でヨーロッパへ行き、パン屋さんで修行、そこで出会ったウイーンのパン屋さんで衝撃的な経験をしました。
なんと、そこのパン屋さんでの勤務時間は4、5時間。
日本での勤務時間は15時間を超えてたのに!
日本での作り方と違うのは、パンに具があまり入ってない事や、混ぜたり、切ったりするのを機械まかせにしたり、日本人から見ると「手抜き」にみえるような作業内容だったそう。
しかし、使う材料にはベストなものを使っていました。
日本のパン職人たちは100点満点のパンを目指すのに7、8時間を費やすんです。僕自身もそうやって血眼になって働いていた。でもグラッガー(ウイーンのパン屋さん)では、パンが70、80点でも4、5時間でできるならいいや、というマインドなんですよ。
このパン屋さんは帰国後、このやり方でベストな小麦粉などを探して、具材を入れないカンパーニュなど、2種類だけに絞って売る事に。
こだわりのパンは全国で人気になり、売れ残って廃棄する事も無くなったそうです。
100点を目指さなくていい
これはパン屋さんの話ではありますが、「100点を目指さなくても、70、80点でいい」というマインドは生活のあらゆる場面で当てはまるなあと思ったわけです。
料理などの家事なんか一番しっくりきます。
材料は新鮮な食材を使って、70、80点のモノを短い時間で作ればいいのです。
人間関係だって、100点満点のパーフェクトな人を目指さなくても、70、80点の人間で十分だと思います。
最後に
日本人って、すんごい頑張り屋さんです。
もちろん、オリンピックで活躍するアスリートは誰しも1位を目指して頑張っていますが、わたくしのような一般人が生活において常に100点を目指す必要はありませんよね。
先日のブログで書いたけど、家庭料理もレベルも高すぎ!
70点、80点、もうちょっと低くたっていいです。
常に100点満点を毎日目指していたら、疲れ果ててしまいます。
ほどよい余白を作って、新しいことをインプットしたり、アウトプットに使いましょう。
これからは70点の人でいいんです♪
では!
福岡の銘菓、マシュマロの中に黄身の餡が入って美味しいんですよ♪