怒りについて
薬膳に関する記事を読んでいると、その中で、
「適度な怒りは肝の気の上昇や発散を助け、激怒は肝を傷める」
という記述を見ました。
つまり「適度に怒った方が肝臓にいい」ってことです。
何だか今まで「怒らない方がいい」とか、「怒るのはよくない」と思っていたので、ちょっと驚きです。
適度に怒る
よく考えたら「怒り」が起こるのは大なり小なり自然な感情なので、それを無理矢理押さえ込むのは不自然ですよね。
大事なのは「適度」ってところです。
怒りとは、本来、「命の危機を抱いたりやテリトリーに侵入されていると感じたりしたき、自分を防衛するための本能」です。
「怒り」は自分を守るために必要なのですね。
相手にNOと伝える
ここで大事なのは怒りは「相手を打ち負かすこと」ではなく、「はっきりと端的に、相手にNOと伝える事。
怒りを表現する際の順番は、
1.不適切な表現に苛立ちや怒りを感じ、それを肯定する
2.相手に対して、どこが傷ついたのかを冷静に見極め、客観的に伝える
3.相手に希望する改善策を伝える
激怒して、相手と終わりのない戦いを続けても問題は解決しませんし、なんたって「肝を傷てしまう」から大変ですよね。
無理矢理「怒っちゃダメだ、怒っちゃダメだ・・・」と思い込むとストレスになるだけです。
適度に怒る=ちゃんと自分が怒ってる事を受け止めて、冷静に客観的に相手に伝え、改善策を伝える、のが大切なんですね。
終わりに
怒るって強い口調で、攻撃的になる、ってずっと思っていたけど「それは私にとって不快です」ということを普通に伝えるということなんですね。
もちろん、相手がめちゃくちゃひどいこと言ってきたら、遠慮する必要はないけど。
とにかく冷静に。
これもなかなか難しいけど、まず自分の「不快」に気づくことかな?
では!
↓怒りは人間の防御本能なんですって