学習机を買ってもらう
最近の学習机は木製が多いのですが、1970年代は丈夫で長持ちするということでスチール製のものも多かったように思います。
買ってもらったのは1971年ごろでしょうか。
わたくしは電動鉛筆削りや角度が変わるライト、小物入れなど、いろんな機能がついたり、可愛らしいキャラクターがついた机が欲しかったのですが、昭和一ケタ生まれの質実剛健が服を着て歩いてるような父が、そんなチャラついた机を購入するはずもないのは6歳のわたくしでもわかっておりましたので、何も期待していませんでした。
すると、家に配送されてきたのはいわゆる小学生が使う一般的なスチール製学習机!
わたくしはてっきり大人が使うような飾りや棚がついていない普通の事務机だと思ってたので、とても喜びました。
びっくりの学習机
その机は当時学習机のメーカーとして有名なチトセのものでした。
※現在はアイリスオーヤマが事業を譲受、「アイリスチトセ」になっています。
開けてびっくり。
その机の名前は「崑(こん)ちゃんの学習デスク」。(テレビCMもやってた)
わかります?「崑ちゃん」って。
俳優の大村崑さんです。
わたくしたち中高年だとオロナミンCのCMで有名です。
※画像は大塚製薬さんのサイトからお借りしました。
学習机のビニールのデスクマットの下に敷かれているイラストが大村崑さん(たしか)。
そして付属のハンガーラックの一番上に取り付けてある丸い鏡の裏のイラストが大村崑さん。
今の俳優さんで例えると誰だろう?
ムロツヨシ?大泉洋?三谷幸喜?(この3人のキャラクターの学習机・・・)
大村崑さんは人気だったけど
たしかにあの当時大村崑さんは人気は大変なものだったと思います。
しかし、6歳の子供が喜ぶキャラではない!
なぜチトセさんは、子供向けの学習デスクのキャラクターに大村崑さんを選んだのでしょう。
調べると1965年のちびっこのど自慢の司会をされていたそうです。
だから子供に人気があると思ったのかなあ。
それならピンポンパンのシンペイちゃんの方が人気があったと思うけど。
あの当時はがっかり感を感じながら机に向かったものでした・・・
今でもなんで子供の使うものに大村崑?あれで喜んだ子供はいたのか?と納得がいかない思い出です。
では!
↓子供時代のクリスマスの話
↓小さい頃おままごとしていた頃の話