※2017年7月23日公開、2021年6月8日加筆修正
日経電子版の『なやみのとびら、著名人が解決!」に興味深い記事がありました。
会社の先輩社員の悪口
今回の「なやみのとびら」の回答者は、脚本家の大石静さん。
お悩みは20代の会社員の女性。
職場環境はいいのだが、自分以外の3人の50代以上の女性社員が、いつも悪口を言い合っている。
自分は悪口を言わない主義なのだが、どういう心持ちでいればよいか、という相談。
これに対しての大石静さんの回答がおもしろかった。
悪口合戦は聞き流そう。
それよりも、それは、自分は若くて悪口を決して言わない人物だが、50代の先輩方はなってない、という先輩方への悪口になってないか?
自画自賛になっていないか?
もう少し、文句を言う前に自分の行動や感情を分析してみよう。
そうすると、悪口なんて聞き流せますよ。
自分は正義!
よーく考えると、自分は絶対正義ですよね。
自分は清く正しく、非常識な振る舞いをする他人は許せない!
極端な話ですが、自分以外の人は悪い人っていう図式が浮かび上がってきます。
他人はこんなに悪い人
以下はSNSや世間一般でよく聞かれる悪口です。
子どもにとって、大人はずるくて、嘘つきで、悪。
子どもは、電車やレストランの中で騒いで、お行儀が悪くて悪。
学生さんも、ゴミを捨てたり、マナーが悪かったりとかで悪。
新入社員など、若い人はコミュニケーションがとれない、自分本位、一般常識に欠ける、などで悪。
隣に住む独身の人は挨拶もしない、ゴミ出しのマナーが悪いなどで悪。
上司は自分の自慢ばかりしたり、セクハラ、パワハラしたりで悪。
お父さんは、仕事ばかりで家庭を顧みず悪。
子育て中のお母さんは、子どものしつけをちゃんとしていない、家事をちゃんとやっていないとかで悪。
おばちゃんは、ずうずうしくて、おしゃべりで、羞恥心が無くて悪。
お年寄りは、がんこで自分の意見を絶対通そうとする、人の意見を聞かないで悪。
などなど・・・
他人の評価は気にしない
こう書いていくと赤ちゃん以外、全世代、まんべんなく悪です。
ていうことは、どうしたって悪口は言われてしまうってことなので、ムリしていい人をしようなんて、やめたほうがいいですね。
悪い事をしろってことではなく、人の評価を気にするのは無駄ってことです。
それと、人の事をとやかく言う前に自分の事をきちんと見るってのも大事。
人に良かれと思って言ってることが、自分の正義を振りかざしているということにも気をつけないといけません。
では!
↓正しい症候群になってないかな?