前回の記事で実家を断捨離する娘さんとお母さんのバトルを観てて、しんどかったという話を書きました。
その娘さんとお母さんの年齢は、おそらくわたくしと同じくらいの50代と80代。
どうしても自分と重なって見えてしまうんですよね。
母親に腹が立つ
番組で、断捨離することを決めた娘さんに対してご両親が「こっちには何にも言わないでどんどん進めてしまうから困るんだよ。相談してくれればいいのにねえ」と嘆いていた場面を見て、気付いたことがあります。
娘さんは両親が住む家を安全に快適に過ごせるようにしたいだけなのに、ものすごく抵抗する母親に腹が立つのはよくわかります。(娘さんは断捨離の話は両親にはしている)
でも、腹が立つ理由には娘さんの気持ちを母親が理解してくれないということだけでないと思うのです。
反抗してくる母親
「こちらに相談もなく話を進めてしまう」と抵抗する両親は、かつて娘さんが子供だった時、娘さんに相談なく物事を進めてきたと思うのですよ。
娘さんは、とても悔しかったけど、子供だったから反抗できなかった。
で、その時の怒りが断捨離で揉めているときに思い出されて、さらに腹が立ってきたのではないかなあ。
まあ、これはわたくしの想像ではあるのだけど、わたくしの親世代の子育てって大体「親に口答えするな!」「言うことは聞きなさい!」と散々言われてきましたもんね。
理不尽だと思って我慢して閉じ込めていた怒りが、大人になって爆発してしまうのかも。
立場が逆転する母と娘
年をとると、いつの間にか親は子供のようになって、娘が母になって、立場がすっかり逆転してしまうんですよね。
それでも娘は母をいつまでも親として、母は娘をいつまでも子供として見ている。
それで母と娘の関係はしんどくなるのでしょうね。
どうしても子供の方が時代にあった新しい考えを吸収しやすいので、親よりも成長してしまいます。
そして親はいつまでも古い価値観を押し付けてきます。
親は子供の考えを尊重してあげればいいし、子供は親は老いて立場は逆転してしまってるから仕方ない、とお互い認めあえたら問題はそんなに大きくならないのでしょうが、そうすんなりいかないのが母娘関係ですよね。
最後に
わたくしも「なんだよ!わたくしが子供の頃だってそんな偉そうな口の利き方しなかったのに!」と悪態をつく母にブチ切れまくっています。
これからもこの葛藤を抱えながら母と関わっていくのだろうけど、自分なりに少しづつ消化していけるかなあ。
考えるとため息が出そうになりますが、自分だって年とってきてるし、これを学びと思えばいいか・・・
すんなりいかないとは思うんですけどね。
では!
↓実家ネタ多いなあ!わたくしっていつもブチ切れてるのね・・・