高齢者(というかうちの母)が怒りっぽくなったり、責めるような言い方をしてくるのは、本人が不安を感じているからだということが最近ようやくわかってきました。
不安が怒りになる
特別に機嫌良くしてるわけでもないけど、日常は普通に過ごしている母ですが、時々わたくしに怒ることが増え、わたくしもすぐにカッチーンってきて強い口調になってしまいます。
このやりとりが本当に疲れます。
でも、よーく母を観察したらですね、うっかりわたくしが数日電話をかけるのを忘れていたり、母が何か一人でわからないことに遭遇したりした時に、すんごい文句言ってくるのだということがわかりました。
「今日来るって言ってたよね!(言ってない)もうね!足や腰が痛くてね!元気に見えるかもしれんけど、私も84歳なんやからきついとよ!」
いきなり電話がかかってきて、こんなふうにまくし立てられると、なんなんよ!ってめっちゃムカつきますが、わたくしがいなかったり、電話しなくて不安だったんだなあと、あとで思いました。
なので、最近は今日は来れないけど大丈夫?ってまめに電話するようにしたら、母の怒りん坊はだいぶ改善されました。
スマホの着信音でパニック
先日、実家にスマホや財布、鍵などが入ったバッグを忘れて帰って、また取りに戻ったんですが、家に入るなり母は猛烈に怒っていました。
わたくしがバッグを忘れたことに気がついて、電話をかけたけどスマホはその忘れたバッグに入ってるので、着信音が鳴るばかり。
「電話かけるけど、あんた出ないし、そしたらなんか音がずっと鳴ってからね!どこから鳴りよるんかいなと思ったら、あんたの電話からよ!全然音が鳴り止まんで、どうしていいかわからんやったとよ!」
聴き慣れない着信音が鳴り続けて、どうしていいかわからなくてパニックになったようなのです。
母が自分の電話切ればいいだけのことなんですが、説明してもよくわからないようでした。
距離をとる
「あんたはね、本当に悪いよ!」ってすんごい怒ってくるので、めちゃくちゃ腹が立ってしょうがなかったけど、ここで何を言ってもだめなので、すぐ離れよう!と思い、「じゃ、帰るねー」とムカつきながら、すぐに帰りました。
とにかく、母が怒ってきたら、その場を離れるのが一番です。
なだめようとか、言い聞かせようとかしてはいけません。
自分の精神が崩壊してしまいます。
最後に
高齢者が不安に思うことがイライラや怒りに繋がるのは十分に理解できるけど、やっぱり怒りの言葉を言われるのは、すぐにその場を離れたとしてもかなりダメージを受け、しんどいです。
認知症状がある高齢者なんだから仕方がないと割り切れるようになるといいんですが、なかなか難しいですね。
発散方法を模索中であります。
では!
↓心を落ち着かせるために、枡野俊明さんの本を読みます。