12月14日放映されたBS朝日の「ウチ、断捨離しました!」をTverで視聴しましたので、その感想です。
今回の主人公は、定年退職して、家で過ごす時間を楽しめるように断捨離を始めたけど、どこから手をつけていいかわからないと途方に暮れている、旦那さんと二人のお子さんがいる閑静な住宅街に住む女性です。
4LDKの二階建ての家の中は凄まじいほどモノが溢れていました。
ほんとどこから手をつけていいかわからないほど。
今回の場合、もちろんモノが溢れる家も気になるのですが、わたくしがもっと気になったのが依頼者の女性でした。
断捨離のやましたひでこさんが、あまりの惨状に、この状態は本当に深刻だと依頼者の女性に言っても、笑って受け流す感じです。
のれんに腕押しというか、何を言っても響かないというか、笑って終わりという感じ。
こういう人っていますよね。
何を言っても笑うだけ。
傷つくことを言われても、反論せず笑ってるだけの人。
笑っているけど、その笑いは乾いていて、すべてを諦めている感じ。
だからやましたひでこさんは涙ぐみながら依頼者に怒っていたんですね。
「自分をもっと大切にして!」
番組が進んでいくうちに、依頼者の旦那さんに対する、もっと自分を愛してほしいという寂しさ、怒りが、家をもので埋め尽くすことになってしまっていたということがわかります。
わたくしも、以前はなんでも笑ってやり過ごすタイプだったから、依頼者の気持ちはわかります。
でもちゃんと怒らないといけないし、泣いたっていい。
そうしないと誰に何も伝わりません。
家の中が片付かないってのは、片付けが下手とかだけではなく、そうした伝わらない寂しさや怒りがかくれているのですね。
断捨離って、こんなに人の深層心理がわかってくるからすごいなあ。
片付かない理由に真剣に向き合うと、自分の本当の気持ちに気づくのでしょうね。
それ考えると忙しい12月に片付けに取り組むのは大変かも。
では!