2020年11月24日付の西日本新聞の詩人の伊藤比呂美さんの人生相談「比呂美の万事OK」についての感想です。
この「比呂美の万事OK」についてはこのブログで何回か書かせてもらってるのですが、中高年以上の女性に刺さる話が多くて面白いんですよね。
自分の年齢と折り合いをつけるには
今回の相談は「50代になったけど、まだまだ若く見られたいと思う自分がいて、胸を張って50代とは言えません。どうやって自分の年齢と折り合いをつければいいでしょう」というものです。
比呂美さんの回答はずばり「折り合いがつかないなら、折り合いなんてつけずにジタバタしているといいと思います」。
「老いる」ということは
ただ日々が過ぎていくと感じていたものが、それ(更年期)以降は「過ぎていく」んじゃなくて「老いていく」になる。
顔とか体の要所から老いて衰えてきます。
それで自分とはこうあるべき、こうありたいという思い込みが現実からどんどんずれていって、元に戻りたい、戻したいとあがくわけ。
確かに、最近の顔のシワや、体力や記憶力の低下に自分のことながら驚いています。
なのでもっぱら脳トレや筋トレ、化粧品などに興味津々です。
そうか、わたくしはめっちゃあがいてるわけなんですね(汗)
更年期を過ぎたら・・・
同じ時期に、気持ちの方はサバサバしていきます。前みたいにはいろんなことが気にならなくなっていきます。
すっかり閉経すると、今まで苦しんでいたこと、「会いたい」や「買いたい」や「ほしい」といった欲望は、もしかしたらホルモンのせいっだったとわかってきます。自分のせいじゃなかったんだと考えられるのはとても素敵です」
65歳、女性の先輩の比呂美さんに、こう言われると「更年期」も悪くないんじゃないかと思えてきます。
もちろん、真っ只中にいると、気持ちが不安定だし、苦しいことが多いけど、これを抜けたら、素晴らしい世界が待ってるというのは楽しみになりますね。
思いっきりあがいて、ジタバタするのも、側から見ると滑稽に感じるかもしれませんが、そういう時間を体験するのは成長(退化?)するための助走のようなものかもしれません。
まあ、今のところは筋トレ、脳トレなどでジタバタあがいています。
最後に
でも高齢者の中にはサバサバしてなくて、欲望が強い人もたくさんいるように思うけど、こういう人たちの欲望ってホルモンのせいじゃなかったのかしら?
一筋縄でいかないのが「老いる」ということなのでしょうか。
でも、筋肉は大事なので、みなさん筋トレやウォーキングは頑張りましょー!
では!
伊藤比呂美さんの人生相談についてのブログはこちらもどうぞ↓