先日NHKのローカル番組で「ジェンダーバイアス」についての話題が取り上げられていました。
「ジェンダーバイアス」とは「社会的性差(ジェンダー)のおける偏見(バイアス)」という意味で、男だったら、女だったら、こうあるべきとかいう考えに囚われていることです。
わたくしの住む九州は昔ほどではないけど、今でも男尊女卑の気質が多く残ってるように感じます。
番組の中で、ジェンダーバイアスを感じることについてJK(女子高生)にインタビューをしていて、「ママが女は我慢しなくてはいけないって言ってた」と答えていました。
確かに、女性が我慢する場面って男性より多いと思います。
でも、今まで自分が我慢してきたことを子供に強要してはいけません。
どうもそのママは「女が我慢すればそれで丸く治るから」みたいなことを言ってるようなんですが、果たしてそうして生きてきた自分は幸せだったのでしょうか?
ずっと自分が我慢すれば、と生きてきて、今、これでよかったんだと自分を納得させようとしてるのかもしれませんが、これから先の人生も我慢して生きていくのはツライです。
どうか、すぐには無理かもしれませんが、我慢することを一つずつ減らしていって欲しいし、娘さんにも「我慢するな」って言ってあげて欲しいものです。
そのJKは「女が我慢しなきゃいけないって矛盾を感じるけど、ママがそれで生きてきたなら、その意見は正しいのかなあって思う」とも言ってました。
わー!JK!なんでそこで親に反発しないのさ!
「ママ、わたしはガマンして生きていくなんてヤダ!」と大声で反抗して欲しいのよ。
こういう話題に関心があまりない昭和の男の夫が珍しく「ジェンダーバイアスって何?」って聞いてきたので、「男は泣いたらいかん、男だったら結婚して家を建てて一人前、とかそういう、しなければいけないって考えに囚われてることだよ」と答えると、ちょっと関心を示していました。
男性は性差とか、ハラスメントとかについての話題をなかなか自分ごとと捉えることができない人が多いように感じます。
でも、男性の問題となると自分に置き換えて考えやすくなります。
「男らしさの呪縛から逃れる」という話題から関心を持ってもらうといいかもしれないと思いました。
行政や会社とかでも、男性対象の研修みたいなのをやって欲しいなあ。
では!