最近の人はどうだかわからないのですが、社会人になって入社した会社で厳しい上司に毎日のように説教されたけど、今こうしてしっかり働いているのは、あの時の上司の厳しい指導のおかげで感謝していますっていうのをよく聞きます。
(ここで言う「上司の厳しい指導」と言うのは「怒鳴られる」とか「ガミガミ言われる」ということです)
本当なのでしょうか。
わたくしは信じられません。
今は半世紀以上生きた中高年なので見た目は怖がられますけど、若い頃は気が弱く、あまり人付き合いもうまくできない小心者でした。
職場では怒られることが多かったです。
でも、厳しく怒らなくても、指導はできると思うんですよね。
やっぱ、みんながみんなじゃないけど、怒るってのは自分のストレスのはけ口として行ってる行為ではないかなあ。
それで、「あの時、〇〇さんに厳しく指導してもらったことにすごく感謝しています」って言う人がいるけど、わたくしは感謝したことなど一度もありませんし、会いたいなあとも思いません。
「最近の子は怒られ慣れていない」とか言う意見も聞きますが、別に怒られることに慣れる必要もないと思います。
わたくしの子供の職場の人たちは優しいみたいだけど、もし怒鳴りつける上司がいたら、「厳しい上司で大変かもしれないけど、学ぶことは多いと思うよ」とか子供に言わないし、「上司が駅の階段から転げ落ちますように」と願うことしかしません。
甘いのかな、わたくしが。
では!