大阪の知事が、ポビドンヨード入りうがい薬を使用したら、唾液からウイルスが検出される人が減ったと発表して、やはり買い占めが起きてしまったみたいですね。
このコラムで、なぜ日本人はこういった話を真に受けて買い占めをしてしまう人が多いのかを解説していて、なるほどなあと思いました。
エライ人の話を鵜呑みにしてしまう
経済協力開発機構(OECD)48カ国中、子どもたちに対して、「なんでもかんでも言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分の頭で論理的に考えてみなさい」という教育を教員が実践している割合が、47の国・地域が40〜87%の範囲におさまっている中で、日本だけが12.6%と、ダントツに低いそうです。
たしかに、わたくしの親世代は「先生」と肩書きがつく人にめっぽう弱いし、国や行政が言うことは何でも正しいと思っている人が多いです。
前にもブログで書いたような気がしますが、義理の母は「考えるのめんどくさい!こうしろああしろと命令してほしい!」と言ってました。
そして、わたくしの世代は、何か意見しようものなら「女の子が意見を言ってはいけない」と注意されてましたし。
いい面と悪い面
もちろん、規律正しい国民性はいいところもあります。
コロナ禍で、マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを守って生活していることなど、コロナが蔓延するのを防いでいる効果が大きいと思います。
ただ、自分の頭で考える教育があまり進んでいないのは、とても怖いことですよね。
パニックは怖いなあ
大阪の知事も情報を提供したいという気持ちで、うがい薬の話をされたのかもしれませんが、国民が鵜呑みにして買い占に走るという事態を想像する力がなかったのは残念です。
買い占めは何も日本人だけでなく、海外だってトイレットペーパーとかの買い占めが起きたのですから、「なんでも鵜呑みにする国民性」というより、たくさんの人が買っているのをみると、危機感を感じる「人間の本能」から起きてることの方が大きいと思うんですけど、走るよりまず立ち止まって考えることは、何ごとにおいても重要ですね。
では!