シンゴジラ
6月に入ってから映画館などが再開しました。
まだ街に出るのははばかられたのですが、「シン・ゴジラ」が上映されてるということで、どうしても観たくて出かけました。
「シン・ゴジラ」は東京湾に突然現れた巨大未確認生物「ゴジラ」とそれに翻弄されながら立ち向かっていく人々を描いた作品です(めちゃ簡略)。
DVDで何回も観たことがあるけど、このコロナ禍で観ると、セリフがまた以前観た時と違う形で心に残りました。
今回心に残ったセリフを紹介
先の戦争では旧日本軍の希望的観測、机上の空論、こうあってほしいという発想などにしがみついたために、国民に300万人以上もの犠牲者が出ています。根拠のない楽観は禁物です。
自衛隊の出動で、大臣たちが楽観的な発言をしたのを主人公の内閣官房副長官の矢口(長谷川博己)が諌める場面です。
新型コロナウイルスが日本にも蔓延し始めた頃、インフルエンザと同じように暖かくなったら収束するとか、5月の連休明け頃には今までの生活が戻ってくるような楽観的な見方がありました。
「こうあってほしい」という気持ちはもちろん誰でもありますが、ほんとに根拠のないらっかんは禁物だなあと痛感しました。
ゴジラより怖いのは私たち人間ね
米国がゴジラ攻撃のため核兵器を使うという決定を聞いた、環境省の尾頭(市川実日子)のセリフ。
コロナウイルスはもちろん怖いけど、コロナに罹った人を差別したり、行き過ぎた行動をする自粛警察が出てきたり、SNSでデマを拡散したり、人間って怖い!と思いました。
いえ、ここは人間を信じましょう
ゴジラのデータ解析を日本から依頼されたドイツの研究所。
自国の情報が漏洩する可能性があるので、断ろうとする他の研究員に対して女性研究員が申し出を受ける場面です。
さっきは、人間は怖い!と思ったけど、やはり人間を信じないと何もできません。
わたくしも人間を信じたいな。
日本、いや人類はもはやゴジラと共存していくしかない
ラストの矢口のセリフです。
血液凝固剤でカチンコチンにしてゴジラを封じ込めました。
しかし、ひょっとしたらまた動きだす可能性はあります。
今回のコロナも、一旦は収束するかもしれませんが、また流行するかもしれませんし、この世から完全に消し去ることは難しいことだと思いますし、新たなウイルスが蔓延するかもしれません。
人類がウイルスと共存していくために、わたくしたちに何ができるか考え続けないといけません。
さいごに
「シン・ゴジラ」はDVDを持っていて10回以上は観てるのですが、映画館で観たことがなかったのですよね。
やっぱ大画面で観れて、本当によかった!
また違う見方で「シンゴジラ」を観ることができてよかったです。
ちなみに、街には2、3ヶ月ぶりくらいに出かけたので、ドキドキしました。
映画館の観客数は4人だけでした。
電車は普通でしたが、博多駅の構内は以前の週末に比べるととても少なく、飲食店もガラガラでした。
しばらくはこういう状態が続くでしょうね。
先が見えないだけに、しんどいですが、元気を出していきましょう。
では!