NHKラジオ第一で毎週金曜 午後9時05分からの「高橋源一郎の飛ぶ教室」が4月から始まったのですが、とっても面白いです。
5月8日に放送された回にゲスト出演された文筆業の能町みね子さんの言葉が印象に残りました。
「最近は簡単に『共感した』と言わないようにしている」。
たしかに自分も共感した!って使いがちだし、よく聞くようにもある。
共感=正解、正しい、みんなそう、っていう風にも感じる。
感想や意見なんて、個人個人それぞれあるわけで、その自分と違う意見がぜったい間違いとかではないわけです。
自分と違う意見の人を「そうなんだ。そういう考えもあるんだね」と認めることが大事。
もちろん、ムリにその人を理解しようということではなくて、「そなんだー」と流すくらいでいいと思うんです。
最近、自分と違う意見の人を徹底的に攻撃するような風潮があるから、それは気をつけないといけないと感じました。
高橋源一郎さんも「教科書的には(ここでは本について)共感したというのが、良い文章となってるけど、それは疑ったほうがいい」って言われてました。
本も映画も共感できそうなものばかりチョイスしがちだけど、自分と違う視点で描かれる世界に触れることもいいかもなあ。
あと、わたくしはお調子者なので「わかるわかる〜」と言いがちなので、ほんとにオマエはわかってんのかよ!と常に自分に問いたいです。はい。
「高橋源一郎の飛ぶ教室」、とてもおもしろいので、ぜひ聴いてみてくださいね。
では!