六波羅穣著「一流の記憶法」を読んでみました。
物忘れが増えてきた!
サブタイトルは
あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらくです!
中高年のわたくしは劇的に頭がよくなることも、天才へ扉を開ける事も望んでいません。
年々、失われていく記憶力をなんとかしたいという思いだけ。
でも、この本、学生時代に読んでたら・・・とすんごい思います。
学生のみなさんは是非読んで、正しい記憶法を身につけたらいいと思います。
でも、記憶法を身につけるのは中高年の今からでも遅くはありません。
正しい記憶法とは
今まで思っていた記憶についての情報が違っていたのだなあと思いました。
入ってきた情報の全てが記憶されいるわけではない
ということ。
よくドラマなどで、目に入ったものは記憶されてるとか言われて、催眠療法で記憶を引き出して、犯人逮捕に繋がるとかいうものがありますが、これは間違いだそうです。
つまり、
選択的注意を向けた情報だけが意識にのぼり、はじめて短期的に記憶できるようになります
(選択的注意→たくさんの情報の中から 選び取って、注意を向けること)
そして、この短期的に記憶したものを繰り返し思い浮かべる作業を経て、情報を維持できるようになるという事です。
注意をむける
よく今朝、何を食べたか思い出せないとか、出かける時にちゃんとカギをかけたか
覚えていないと言った事がありますが、
それは、その事柄に注意がむいていないという事なのです。
なので、まず日常の大半の物忘れを防ぐには、「注意を向ける」ことなのです。
カギをかける時に
「今私はカギをかけた」とか
朝ご飯を食べる時に、
「今日の朝ご飯は、パンと目玉焼きだ」と
口に出したり、頭の中で、言ってみたりするだけで、覚えておける可能性が高まります。
日常的な物忘れには効果的な方法ですね!
繰り返し思い出す
しかし、注意をむけるだけでは、情報を維持できないので、
繰り返し思い出す
という事が大切です。
例えば
別府 堺 新橋 仙台 札幌
これらの地名をひとつひとつ見ながら繰り返し10回唱えます。
そして30秒間、別の事を考えて、先ほどの地名を見ずに思い出してみましょう。
けっこう思い出せないですよね?
では、先ほどの地名を見なくても言えると思うくらい反復します。
また時間を開けて地名を思い出してみます。
これを何度か繰り返し、地名を思い出してみるとしっかり思い出せるようになっていると思います。
この時間をあけて思い出すという繰り返しの作業が記憶の定着に繋がるということなのですね!
ただ、この時間を開けるのは、忘れるか忘れないかというくらい(数秒から30秒の間)がいいとの事。
記憶の基本法といってもいいですね。
最後に
この本はもっと記憶法について書かれていますが、まず、上記の基本を押さえていれば、日常の記憶については対処できると思います。
試験にも効果的なのではないでしょうか。
まず、
「注意をむける」
これが大切ですね。
中高年になって、物忘れが多くなったというのは、物事に慣れっこになってしまって、何も考えずに行動してる事が増えてしまってるのかもしれません。
指差し確認いいですね♪
では!
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