「私たちがユニクロを選ぶ本当の理由 」とは?
安っぽくなく、ある程度上質で、ベーシックな服が手頃な値段で買え、かつなんとなくおしゃれっぽくなる!
無理してDCブランドを買う必要も、おしゃれが苦手な事に卑屈になる必要もない。
そういうことだとわたくしは思っていたのですが、この本を読んだらどうもそれだけではないようです。
ユニクロのサイトを見ると、「服のチカラを社会のために。」をユニクロのサステナビリティ・ステートメントと定めています。(知らなかったけど、なんかスゴイね!)
サステナビリティとは広く環境・社会・経済の3つの観点からこの世の中を持続可能にしていくという考え方のことを言います。
なぜ、ユニクロを着るのだろう。それはやはり、個性の表現のためではないだろう。それよりも機能性や快適さや「くらし」を大切にする服を着ることで、論理的な正しさを表そうとしているのではないか。虚栄心や見栄のために消費をしているのではないという「正しさ」を表明するために人は服を着るのではないか。
もう、服は着飾るだけのためでなく、ごはんを食べる、眠る、お風呂に入るなど「生活」の一部になっているし、よりよく生活するための環境にも繋がっていくということだそう。
みんながユニクロを選ぶのは「ていねいな暮し」のためだったのですね。
おしゃれで競わなくてもよくなった代わりに、私たちは、「意識の高さ(”ていねいな暮し”を実践する)」というますます目に見えないものを今度は競う事になったのだ。
「ていねいな暮し」を競っている今、それに疲れてきてしまった人たちが向かう先って何なのだろう・・・とも考えてしまいました。
「服」って自分にとってなんなのか考える時、ぜひ読んでみて下さいね。
今日も読んでくださってありがとうございました。
では!