表紙に「150年以上も読み継がれる名著、オバマ大統領の座右の書」と書かれています。
150年前と言うと単純に計算して1869年です。
明治元年。
戊辰戦争とかです。
目次を見ると、
自分は自分として受け入れる
幼児は誰にも従わない。周りが幼児に従うのだ
私は私の人生を生きる
古い慣習に従う必要はない
あるがままの自分でいる
など、時代を感じさせないものばかり。
というか、人間ってずっと「あるがままの自分でいたい」と心の中で願っていながら、なかなか実行できないでいる生き物なのかしら・・・と考えたりして。
それだけ「あるがままの自分」でいるというのはハードルが高いということなのですね。
じゃあ、無理そうだわ・・・と諦めず、読むだけでも読んでみて下さい。
中でもわたくしが印象に残ったのは、
「一貫性にこだわるな。今心にあることを口にせよ」
ひとつの事にこだわるとか、ひとつの信念があってそれを貫き通すという事が正しいとずっと思ってきたけど、
「一貫性」、過去の言動を重んじる態度である。人がどう行動し何を言うかを推し量るための材料が過去の言動くらいしかなく、本人も周りを失望させたくないから、過去の言動との整合性を重んじることになる」
日々あらゆることが変化しているのに、考えを変えてはいけないということはおかしな話です。
「ごめん、この間はこうだったけど、こうするわ」と言うことは正しいことなのです。
でも、意見がくらくら変わるのもどうかと思うし、つい周りの人に気をつかいますし・・・これは自分軸ではなく、他人軸で考えてしまってるということなのですよね。
発見がいろいろあって、自分軸で生きる事の大切さと、150年前から多くの人が悩んでいることなんだから、すぐにはできないけどがんばろうという気持ちになる一冊であります。
Kindle Unlimitedで読み放題です。
では!