子育ては卒業してんのか?
わたくしの子どもは二人とも大学生で成人しています。
もういわゆる「子育て」は卒業しています。
しかし、子どもたちは成人したとは言え、就活、人間関係など悩みが満載。
時々、相談されたり、弱気になったりしている所に遭遇したりします。
親としては何かバシッと心に響くアドバイスをしてあげたいと思ってるのですが、情けない事に何一つ出てきやしません。
「大丈夫!」わたくしが言うと余計「大丈夫じゃねえよ!」って気持ちにさせられるでしょう。
今さら感もありますが、何冊か子育て本などを読みました。
子育てに関する本を今さら読んでみた
その中でとても印象に残った本に出会いましたので紹介したいと思います。
「世界に通用する子どもの育て方」なんて聞くと、幼少期から英語にふれさせたり、プログラミングの学習を取り入れたり、読書習慣を身につけさせたり、というメソッドを思い浮かべると思います。
しかし、この本はそういうメソッドについて述べた本ではありません。
いい学校に行って、いいところに就職して、世界で通用するような人間になって、たくさんお金を稼げるようになってほしいと親が思うのは子どもに幸せになってもらいたいがために、です。
でも本当に幸せになるっていうのは、
人が生まれつき持っている3つの基本的欲求が満たされれば、人は自己決定し、精神的に健康になり、幸せになれる。
ここで言う3つの基本的欲求とは、
①人とよい関係を持つ
②やればできると思える
③自分で選び決定できる
これが幸せになる方法なのですね。
この本でいう世界で通用する子どもというのは、
①世界中どこにいても幸せで
②自分の強みを生かして人を幸せにする子
ということなんです。
セルフコンパッションが大事
大切なのは「セルフコンパッション」、自分自身を思いやること、愛することなのです。
なので、まず親が自分自身を思いやることをしないといけません。
よいところも悪いところも含めて受け入れてる(自己受容)
わたくし自身、できていないようです。
でも、この本で「人はいつからでも変わることができる」と述べています。
子どもがもう大きくなってしまったから手遅れだなんて思わずに、まず親自身が、そして子どもにも「セルフコンパッション」を身につけてほしいと思いました。
まず、親自身が幸せにならなくてはね。
子育て、自分育て両方に効く本です。
おすすめです!
では!