親戚の人にとても薦められて、本を貸してもらいました。
建築家、自由時間評論のつばたしゅういちさん、英子さんは名古屋近郊のニュータウン高蔵寺で一軒家を建て、果実や野菜を作りながら暮らしているご夫婦。(しゅういちさんは2015年に90歳で亡くなられています)
お二人の生活を描いたドキュメンタリー映画「人生フルーツ」で、その暮らしぶりがととても話題にもなりました。
わたくしもテレビなどで存じ上げていたのですが、著書を読んでとても心に響ました。
「ききがたり ときをためる暮し」の中で、とてもよかった文章がありました。
「自分にとって、何が大事か」
自分の暮しをつくるために、世の中と不必要なやりとりをたくさんやっていると、いつの間にか流されしまう。ですから結婚から始まる新しい生活は、自分の哲学で暮らしていこうと思ったんです。
つばたさんは、冠婚葬祭は一切出ない、世俗的なつきあいはしないようにしていたようです。(お義母さんの葬式と娘さんの結婚式は出席されたそうです)
「哲学」というとなんだか、遠いところにあって、自分とは縁がないモノの感じだけど、普段の生活の中に存在するものなのですね。
哲学と縁がないのではなく、自分の中に持っていなかったというか、考えた事もなかったという訳ですね。
「自分にとって、何が大事か」というのが哲学か・・・
そういう事を考えさせられる本でした。
心がほっとする、暖かな内容です。
ぜひ読んでみて下さいね。
では!
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