先日NHKラジオ「すっぴん」で
興味深いお話を聴きました。
その日のゲストはノンフィクション作家の
奥野修司さん。
認知症の方々のインタビューを元に
書かれた本を出されています。
中でも印象に残ったお話が、
いわゆる「徘徊」というものを
される人たちは、何も理由がなく
家をでているのではなく、その人
それぞれの理由がある。
例えば、ある女性は「徘徊」をする
理由のひとつに、ずっと家にいて、
外に出ると気分がよくなるので、
出かけたというのです。
気分転換で外に出る事はわたくしたち
だって普通にやることです。
ただ気分転換に外に出かけ、
帰りの道がわからなくなったというだけで、
むやみに外に出ている訳では
ないのですね。
認知症の症状の人は「記憶」することが
困難になっているだけで「喜怒哀楽」がある
ということは、ちゃんと理解しておかないと
いけません。
もちろん、認知症にも原因、症状はさまざま
ですし、介護状況も家庭によって、
いろんな事情があるので一概には言えませんが、
認知症の人の行動にもなにかしら
理由があるので、よく耳を傾けて聴いて
あげることは、大事なんだなあ・・・と
思いました。
これって、認知症の方だけではなく、
子どもに対しても大事な対応方法ですよね。
そして、自分自身に対しても。
どうしてこういう行動や感情に
なってしまったのか。
よく耳を傾けて聴いてあげたいです。
と、冷静な時はいいんですけど、
実際はなかなか難しい事も多いです。
それまでの親と違う行動や言動を
してしまうようになるのですから、
それをまず受け入れる事から
はじめないといけませんしね。
いままでの親はいなくなって、
新しい人格が生まれたと思えれば
いいかな?いや、できるのか〜?(汗)
ただ、こういう情報は知っておいた方が
いいですし、相談したり、助けてもらったりが
十分にできるようにしておきたいです。
とにかく、わたくしって一方的に
おしゃべりする事が多いので、
そこらへんから気をつけなくちゃ!です。
では!
奥野修司さんの著書で3.11の本も
あります。Kindleで無料お試し版が
ありますのでせひ読んでみて下さいね。