本屋さんに行くと、たくさんの健康に関するものがあります。
家族や自分の健康のために、料理作りに関する本はいろいろ読みました。
マクロビオティック、ビーガン、糖質制限など、グルテンフリー、
そういう本も読んで、毎日の食事作りに取り入れたりもしました。
しかし、一方で体にいいものはこれで、よくないものはこれだ!
という事を読んでその通りにしてたら、
別の本では本当はよくないと書かれていたり・・・
いったい正解はなんなの?
何を食べたらいいのでしょうか?
たくさんの情報があふれすぎていて、頭がくるくるパーに
なっていたところに、この「ゆらいだら、薬膳」に出会いました。
著者の麻木久仁子さんはテレビのクイズ番組などで
大活躍のタレントさんです。
とっても明るくて元気なイメージがあったのですが、
少しづつ体の衰えを意識するようになった50代を迎えた事で、
食生活を見直そうと考え、薬膳をはじめたそうです。
そして、なぜ「薬膳」なのか?
それは、「薬膳」は「何でも食べてよかった」からだそうです。
「薬膳」は「食材すべてに力がある」という考えなのです。
糖質制限や、マクロビオティックなどの「制限」を考えなくていいのは
とても楽です。
「薬膳」は体のバランスが崩れて不調が出たのを、
ニュートラル、つまり「中庸」を大切にする世界観なのですね。
「中庸」というのを詳しく調べると、
過不足がなく、調和がとれている。
中庸とはどういう意味?具体的な使い方や事例を紹介します | 生活百科
人は人生の中で、立ち止まることや、つまずく事もあります。
でも、もしそうなっても、また歩き始めればいいし、立ち上がればいい。
壁にぶつかっても、ゆっくりでもいいから戻ればいいってことなのですね。
「中庸」、いい言葉です。
本には季節に合わせたレシピが数点、麻木さんが愛用の調味料など、
きれいな写真とともに紹介されています。
この本だけでは「薬膳」とはなにか?というのは、詳しくは
わかりませんが、こういう食生活もあるのだという事を
知るとっかかりになる本です。
わたくしは俄然、「薬膳」に興味がわいてきました。
アレは食べちゃダメ、これはOKなんて考えながら
食事を考えて、少し肩に力が入っていた自分にすてきな
「中庸」の世界を教えてくれる本です。
食事の「制限」にがんじがらめになってたら、
ぜひ一度読んでみて下さいね。
では!