初めて出会ったシンプルライフの本
シンプルライフを目指したのが20年くらい前です。
初めは「シンプルライフ」という言葉が主流
だったように思いますが、それから「断捨離」
「ミニマリスト」という言葉が生まれました。
初めて「シンプルライフ」という言葉を強く
意識させられたのは、この本を読んでからです。
1998年初版の本で、その時のタイトルは
「人生を複雑にしない100の方法」でした。
「大量消費」「大きい事はいいことだ」などが
主流だったアメリカ人の著者が、200平米の豪邸から
職場に近い普通の賃貸マンションに引っ越されたり、
車を手放したり、家で休暇を過ごしたりという
行動にただただびっくりいたしました。
今は当たり前の事だけど、1998年当時は
そういう考えってアリなんだ!と衝撃を受けました。
その頃の日本は、バブルが崩壊して1997年から
平成の大不景気が始まり、消費税が5%に引き上げられました。
今までの生活は、とてもムリがあるとみんな思っていた頃
だったのではないでしょうか。
20年前の本ですが、今でも手元に置いて、時々
読み返す程、わたくしの指針にもなっている本
なのです。
シンプルに暮らすための方法
その中で、いくつかのシンプルになるための方法をご紹介。
・鉢植えは屋外に出す
ステキなインテリア雑誌に載っている部屋の写真には
必ず、観葉植物が飾られていたので、わたくしも
何個か観葉植物を育てていました。
でも、植物を育てるのが苦手なわたくしにはムリすぎました。
すぐ枯れるし、水やりで床にシミができたり・・・
これを読んで、あっさり観葉植物とはおさらばしました。
・電話がなってもとらない
これにもびっくり!出ないとかけた人に悪いし、何か
大事な用件かもしれないし、と思ってたけど、
留守電にしておけば、用事がある人はメッセージを
残しておいてくれるから、いいんだ!と安心しました。
・一度にひとつのことをする
あらゆることを一度にすると、本当に
より多くのことができるのでしょうか。
できるかもしれません。
でも本当に必要なのでしょうか。
私たちはひたすら急ぐ今のペースでもっと幸せに
なれるのでしょうか。まちがいなくなれません。
本当にやるべき大切なことって、そんなにたくさんないし、
その大切なやるべき事に集中できる事は大事なんだと気づきました。
パニック障害になった頃、とてもためになったフレーズです。
ここから始まったシンプルな生活の探求
たくさんモノがある=豊さ という図式が崩れ始めて
きました。
本当の豊かさって何なんだろう?
この頃から、その事をずっと問い続けてきたように思います。
他にも何冊か、自分のライフスタイルに影響を
受けた本はありますが、一番初めのきっかけになった
この本、これからも大切にしていきたいです。
他の影響を受けた本については、また別の機会に
書きたいと思います。
では!