今年も一年の半分が過ぎてしまいました。
めちゃくちゃ気が早いけど、今年の流行語大賞は
なんでしょう?
「忖度」?「プレミアムフライデー」?
なんだか、これから来そうなのが、
(流行語大賞にはちょっと早いかな?)
「ヒュッゲ」です!
ヒュッゲとは
「ヒュッゲ」って言葉をご存知ですか?
わたくしは、
日経新聞木曜日の「読み解き消費」という
コラム欄で紹介されていた記事で
初めて知りました。
「ヒュッゲ」とは、デンマーク語で、
「心地よい」「幸福」という意味合いで、
仕事を効率よくこなしながら、
家族や友人との時間を大切にする、
必要最低限のモノでシンプルに暮らす、
そんなデンマーク人のライフスタイルのことだそうです。
ミニマリストを目指したい人なら、ぜひ
いろいろ詳しい事を知りたい言葉ですよね♪
(わたくしも知りたーい!)
本を読んでみました
そこで、このコラムで紹介されている
発売3ヶ月が過ぎても売れているという本、
「幸せってなんだっけ?
世界一幸福な国でのヒュッゲな一年」
を読んでみました。
夫の転勤でデンマークに移住した、
元ファッション誌の編集者のイギリス人の
女性が、周囲の生活にとまどいながら暮らし、
不妊になやんでいた自身が自然妊娠した
日常を綴った内容です。
おそらく、この本に興味を示し手に取った人
(わたくしだ!)が期待しているような
内容ではないです。
期待していたのは、「ヒュッゲ」という
ライフスタイルについて。
そして本の内容は、
デンマーク人の真実の姿。
わたくしたちが思っているデンマーク人とは、
違ってるような、違ってないような・・・
デンマーク人ってこんな人々
デンマーク人は・・・
・自分たちは幸せである
・ルールが好き
・皆が思っている程、デンマークは
男女平等なユートピア社会というわけではない
・性に関してとってもフリーダム
ヨーロッパ内で最も高い
・冬になると自殺が増える
・医療費がかからないので、健康にあまり
気を使わない
・ドラッグに厳しくない
などなど、女性誌には北欧の美しい場面ばかりが
クローズアップされてるけど、そうですよね!
人間だもの!
デンマークのよいところ
まあ、税金の高さから(消費税25%、所得税は
多い人は50%以上も)社会保障の充実は
当然としても、仕事は16時くらいに終わり、
家族と過ごしたり、趣味の活動を楽しんだりする
ライフスタイルは憧れます。
育児休暇の取りやすさ(男女とも)。
そして、子どもを育てやすい環境も。
(赤ちゃんは6ヶ月から保育所に通い、
6歳までに全員にデイケアの場所が
確保されるなど)
幸せの理由
世界一幸福にしているのでしょうか?
一番の要因はデンマークは「他人を信頼している」
人が多いということ。
社会保障がきちんとしているからこそ、
他人を信頼できるのだとも言えますが、
信頼できることは、幸福につながるということ
ですよね。
誰も信頼できる人がいないなんて、お金が
いくらあっても孤独でさびしい人生です。
まず、やってみよう!
取り入れる事はできませんが、
他人を信頼する、美しいデザインの家具や
道具を使う(美しい物にふれると人の幸福感は
増すそうです)ということから、始めてみようかな。
「ヒュッゲ」と言う言葉は、欧米でもブームに
なってるそうですし、ユニクロも9月に販売する服は
ヒュッゲをテーマにしたものだそうです。
ちなみに「恋人や友人同士で一緒に着られ、
幸せを感じられるデザイン」だとか。
ちょっと意味がイマイチ分かりませんが、
「ヒュッゲ」=幸せ
という図式には間違いはなさそうです。
わたくし的には、この本はちょっと退屈でしたが、
デンマーク人とはなんぞや?と知りたい方には
オススメの本です。
(最後の方のデンマーク的に暮らす10のコツはよかったです)
でも、これから書店には「ヒュッゲ」関連の
本が増えるのではと思っております。
「ヒュッゲ」の流行が日本人の生き方を
問うムーブメントになればいいですね。
「過労死」なんて仕事で死ぬ人が出る働き方を
している日本は世界一不幸です。
では!
ヒュッゲに関する書籍、いろいろ出ています。
北欧の家具は美しかねー!